みなさんは、パソコンOSは何を使っているだろうか。ちなみに筆者は、仕事ではWindows7、プラーベートではOSXだ。
私の職場では、すべてのパソコンをXPから7に変更し終わっている。数十台あるので、結構な投資だったが、XPのセキュリティ保証がなくなっているので、致し方ないということだ。
WindowsXPは、なぜ使われ続けるのか?
さて、米Net Applicationsが発表した2014年7月のデスクトップOSシェアが発表された。
それによると、Windows7のシェアが増加し、7への移行が進んでいる。
しかし、XPが24.82%という高いシェアを維持しているのが、驚きだ。
セキュリティサポートが終了したXPを使い続けることは、鍵のない家に住んでいるようなもので、危険極まりない。
以前、東電のパソコンのなんと約48000台で、まだXPを使っているというニュースがあった。
原発という、非常に危険な、しかも高度なセキュリティレベルが要求される会社で、いまだXPが使われ続けているというのは、空恐ろしくなってくる。
なぜ、すでにセキュリティサポートが終了しているXPが使われ続けるのだろうか?
筆者の推論は・・・
1.基幹システムが、新しいOSに対応していない。
売上管理、在庫管理、顧客管理は企業が大きくなればなるほど、独自のシステムを構築している。
そうしたシステムは、XP対応のものが多かったので、それを新しいOSに対応させようとすると、非常な時間とコストがかかる。
2.コストの問題
XPから7、またはWindows8に移行させる時のコストの問題。単純に考えれば、既存のパソコンに新しいOSを載せ替えれば済む話だが、XPで使っていたパソコンが古く、スペックが低い場合は、OSと同時にハードも購入する必要がある。
そのために莫大なコストがかかる。
3.危機意識の低さ
セキュリティに穴があると言われても、現状実害もないし、そんなに大事に考えていない。将来的なリスク管理の甘さ。
といったところだろうか。
いずれにしても、早々に新しいOSへ切り替えないと、対応ソフトも少なくなってくるし、先は見えているのは確かだ。
ところで筆者はプラーベートではMacを使っているのだが、(MacBookPro)retinaディスプレイの美しさ、OSの使いやすさでいえば、Windowsより使いやすくて、大変気に入っている。
もっと、OSXのシェアが高まれば嬉しいのに、と思っているのだが、やはりデスクトップOSの主役はこれからもWindowsなんだろうなと思うと、ちょっと寂しい気分にもなるのだ。