検索キーワードは、日々生まれるという話

ビジネス全般

りんごの自販機がじわじわ人気らしい。
カットしたりんごを自販機で売るというものだが、阪急梅田駅や近鉄大阪難波駅、東京の地下鉄などにあり、オフィスでの朝食や行楽のお供に人気ということだ。

カットされたリンゴの自動販売機が全国で広がりつつある。神戸市東灘区の青果専門商社「エム・ヴイ・エム商事」が2011年に全国で初めて開発。ビ タミンCを活用した保存技術で、新鮮な味が手軽に楽しめる。阪急梅田駅や近鉄大阪難波駅、東京の地下鉄などにあり、オフィスでの朝食や行楽のお供に人気と いう。(土井秀人)

 同社がカットリンゴを扱い始めたのは07年。石田希世士(きよし)社長(49)が米国で広まった保存技術を取引先から紹介されたのがきっかけだった。ビタミンCなどが入った水に漬けることで、酸化して黒っぽくなるのを防ぐことができ、味も変わらないという。
http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201404/0006914853.shtml

りんごを自販機で売るという発想が、まず常人には思い浮かばない、素晴らしい発想だと思う。

出勤前に買ってかばんに入れる人や、沿線に観光地が多い阪急電鉄京都線では車内で食べる人も。1日40~50個売れ、今年も5~6台を増設する予定。

 石田社長は「健康志向を反映し、人気を呼んでいるようだ。将来はリンゴ以外の果物を増やし、フルーツスタンドとして進化できたら」と話す。
http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201404/0006914853.shtml

ということで、まるごとではなく、カットしているので手軽にかばんに入れてちょっと食べるという需要にピッタリだと思う。
田舎では難しいかもしれないが、都会の駅構内などでは珍しさも手伝って、重宝がられるだろう。

「りんご 自販機」のキーワード

さて、こうした新しいサービスは、新聞やテレビなどのマスコミで取り上げられやすい。
そうなると、「りんご 自販機」のキーワードでネット検索する人が、必ずある一定の割合で出てくる。
注目を浴びるまでは、まさか「りんご 自販機」のキーワードで検索するは、皆無に等しかっただろうが、テレビに取り上げられた瞬間に、「りんご 自販機」という、新たなキーワード(市場)が、誕生したわけだ。

そうなると、そのキーワードですぐにwebページを作ると、特にSEOを意識しなくても検索上位に上げるのは、比較的簡単だ。
もちろん、ビッグワードではないので、検索数や、webページへの流入数は多くないかもしれない。
しかし、そうした新しいキーワードは、一気に知名度が上がる場合もある。

なので、自分の扱っている商材や関連市場で、テレビに取り上げられたもの、テレビで取り上げられそうなものをいち早くキャッチして、素早くWebページを作るという、スピードが命となる。

新しいサービスは、新しい検索キーワードの誕生につながる

新しいサービスの誕生は、同時に新しい検索キーワードの誕生につながる。こうした新しい言葉は、日々生まれていく。消えていく言葉ももちろんあるが、生まれる言葉の方が多いのではないか。
ということは、ネットの市場というのは、無限の広がりがあるのだ。珍しいサービス、新しいサービスは、口コミにもなりやすい。爆発的に急上昇するキーワードもあるわけだ。

そうしたキーワードからのアクセスを確保できれば、SEO(被リンク集めなど)に躍起にならなくても良いというわけだ。