W杯開催中に優勝記念切手を印刷していたドイツの強気

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サッカーW杯が終わってしまった。
筆者はアルゼンチンを応援していたのだが、残念無念。メッシのスーパープレイを期待していたのだが、不発に終わってしまった。
キーパーと1対1の場面でイグアインやパラシオが確実に決めていればアルゼンチンが優勝していただろう。
実に残念。

しかし、ドイツは強かった。10年前から代表の強化、国内リーグの強化、若手の育成など、実に計画的に粘り強くチーム作りをしていた。
これがやっと実った形だ。
決勝ゴールを決めたゲッツェは、そうした遠大なる強化プランの中から生まれた選手だ。
これら若い世代が、これからのドイツを支えていくことを考えると、2018年もドイツが最強である可能性が高いと思う。

さて、そのドイツだが、なんとW杯期間中に優勝記念切手を作っていた。
その数なんと、500万枚。
もし優勝しなければ、お蔵入りになるところだったのだ。
なんという強気。
それほど、自信もあったのだろうし、期待も高かったのだろう。

ドイツ財務省は14日、サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会で、ドイツが優勝したことを記念する切手の発売を17日から始めると発表した。

同省は独郵便会社ドイツ・ポストの大株主で、大会期間中に同社に対し、記念切手の印刷を始めるよう指示していた。ドイツが優勝しなかった場合は、お蔵入りになっていたという。選手がボールを追う姿を背景に「ドイツ サッカー世界王者2014」と書かれ、1枚60ユーロ・セント(約83円)。計500万枚を発行する。

読売online
http://www.yomiuri.co.jp/world/20140715-OYT1T50134.html

ブラジル戦に圧勝した時、一番ホッとしたのは、切手を印刷する指示を出した責任者だろう。
ブラジルが悲嘆に打ちひしがれている時、こっそりと切手を印刷していたとは。